ケバブが食べたいと思ったらケバブがやってきた(わが街に)の話

タイトルに一点誤りがあることをお詫びいたします。


 


「わが街に」


ではなく


正しくは


「わが村に」


 


です。


 


発音は


「わがぁむらぬ」


です。


 


まあそのぐらい狸といたちといのししがフランクに出没するわたくしのホームタウンにおいてですね。


 


ほんとーにびっくりすることがあったですよ。


タイトル通りなんですけどね、先日、つい3日くらい前に、


兄がツイートで「おいしそうな世界各国のサンドイッチ写真&情報」を流しまして


それを見た夫がサンドイッチ食べたい病にかかりまして、


それに即答える形でコンビニで材料をそろえてBLTサンドをつくったわけです。


(わがホームタウンにはお近くのスーパーというものが存在しないため)


 


こんがり焼いたうすいトーストにバターを薄く塗り、にんにくスライスをちょっとこすりつけ、


しんなり炒めたベーコンとレタスと(カット野菜パック)とオニオンスライスと新鮮なトメィトゥを


はさみましてサーブしたところ、大変好評をいただきまして、私本人にもなかなかのヒットでございました。


トースターで一度に4枚焼くには、ずらして重ねて途中で取り出して逆に重ねりゃいいんだな!


魚焼きグリルもいい感じに焼けるな!ホイルしけば魚の脂もつかないし!


と、発見も新たに、よい昼食を終えました。


 


その後、サンドイッチがいかにうまいかを話し合い、兄のツイートを改めて見ながら


魅力的な世界の「パンで肉や野菜をはさんだもの」たちについて意見を交換しました。


というか私が一方的にしゃべってました。


「ああ、スパイシーなしょっぱい肉をたくさんの野菜と一緒にパンにはさんだものが食べたい。」


夫も何か食べたいサンドを挙げたような気がするのですが思い出せません。


私とは違っていました。


ちょっと悪いかな、と思いつつ、素直な欲求を感じたそのままに


「私はケバブサンドが食べたい」と言いました。


ケバブ。だって語感いいし、ルックスも最高にいいじゃないですか。


でっかい肉の柱が立ってるんですよ。


あんまり食べたことないけど。ここ田舎だから。


夫もそれはいいねえ、食べたいねえ、と言ってその日の昼休みは終わりました。


私は頭の片隅で、ああケバブサンド。祭りの時に屋台で出るやつを横目で見たぐらいしかないけど、


たしか今まで生きてきて一回は食べたことあるけど、どこでどうやったら食べられるのかわからないケバブ。


だってお店ないし、あってもきっとすごく遠いし、外食に出るのは夜だけだからそんなサンドイッチで晩ご飯すまさないし、


まあ、いつかどっかオシャレスポットで出会うといいなーと思っていたのです。


本当にいつか、遠いいつか、オシャレスポットにたまたまおしゃれして(ドレスコード)出かけて


あ!ケバブの屋台が出てる!めずらしー!ちょっとお土産に買ってみようかな♪ってかんじになるんだろうな、って。


まあそんなお出かけ自体皆無にひとしい日常ですので、いわばガンダーラですね。


夢の都にある食べ物。


 


その後、兄にサンドイッチ作って食べたよ、今度はケバブサンドが食べたいから作り方教えて、とメールしたら、


「まずどこのご家庭にもあるケバブグリルを用意します」と画像とともにメールが返ってきたので※


「ばーかばーか!!!」と返答したのはたわいもない一コマでしたが、


このあとひとつの意味を持つのでした。


 


※参考画像



 


 


そして昨日。


夕方、車で飲み会へ行く夫を送る途中、いつも行くガソリンスタンドで給油しようと向かったら。


 


ん?なんか向かいのさびれた車工場みたいなところのシャッターのそばに


汚い小屋と、見慣れないのぼりがたってるぞ?


 


と気づきまして。


よく見たらそれはケバブ屋台でした。


 


はああ!?


 


わたしの驚愕をよそに、


近づくほどにはっきりと見えてくる「ケバブサンドイッチ」の文字。


本場の味!と書かれたラスタカラーの看板。


でもその後ろはオシャレスポットでもなんでもなく、相変わらず茶色のがらんとした工場なのです。


人っ子一人いねえクオリティも全く落ちていないのです。


枯れ草とむきだしの地面とさびたシャッターのまま。


そこに突然、ケバブ屋台があるのです。


 


まじか!!!!




「うそ!ケバブ屋あるよ!!」


夫「えほんと?」


あとはなんかもう…爆笑でした。


近づくにつれてもうどうしようもなくケバブ屋台なのがわかり、


笑いすぎてガソリンスタンドの前を通り過ぎるのが分かっていながら寄れなかったほどです。


いったん出したウィンカーも下げました。


直角に曲がって路肩につっこむな、と思ったので。


 


そして本日。


仕事の終わる11時過ぎ。


野良着に汚いフリースをはおってノー化粧のままで家を飛び出し、


車を飛ばしました。昼ならきっと営業してるんじゃないかと思って。


昨日は茶色くてがらんとしてるばっかりでなんか人気なさすぎたけど。


 


そしてありました。ケバブ屋台。


買いました。ケバブサンド。


うまかったです。私の夢じゃなかった…!!


 


もちろんイタチやタヌキでもなく、人間が営業してました。


もともとイラン人のオーナーが展開している屋台で、


ここのほかに何店舗かあるんだそうな。


2週間前にできたばかりで、まだ照明もいろいろと間に合ってないんだよ、と


ガタイのいいおじちゃんが言いました。


こんなトラックがびゅんびゅん飛ばすだけの道ぞいで、集客への不安を感じたことはないのだろうか。


 


そして私はたしかに見ました。


兄からメールで送られてきた「ケバブグリル」が店内にかかっていることを。


そんなもんがどこのご家庭にあるんじゃ!と憤ったあれが。


すぐそこにありました。


 



※参考画像


 


帰宅して夫に話し、食べさせ、兄にメールし、ついでに友人にも送りつけました。


こうして私のケバブ奇跡体験は終わりました。妄想ではなかったのです。


 


一連の驚きが去った後、妙な感慨がありました。


こんなふうに、時々世界は、ものすごく変なことを私にもたらす。


びっくりからの爆笑や幸せや喜び…


でも、夫といつもほぼいっしょに行動してるおかげでこうした奇跡的な笑いや驚きを共有できて…、


ああ、ほんとうに結婚して得したなと。


思いました。


唐突なケバブからの結婚バンザイです。


 安易な結論です。


 


でもねえ、ほんとに助かりますよ。


どう話したってあの瞬間の爆発的な笑いは作り出せないもの。


見てないと。


 


こうした現象にスピリチュアル的なことを言えばいくらでもありそうな気がするのですが、


よい何かがカスミのようにきえてしまう気もするので検証はせずに筆をおきたいと思います。


またいつか、世間にびっくりさせられる日を楽しみにしていようっと。


 


 


 


 

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Author:erisino57
shinoです。農業しながらアクセサリーを作っています。横浜のお店floracionさまにて委託販売中。ときどきイベント開催。不定期ですがフルオーダーメイドも。

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