浴衣の愉しみ

shinoです。

今日は浴衣について、思いを書いてみようと思います♪

と、その前に。

ああもう、浴衣だいすき!!!
だいすきなの!!

…ふう。
ちょっと落ち着いた。

わたしが初めて自分の浴衣を持ったのは中学生のころ。あじさいと蝶々が紺地に染め抜かれた柄で、
紺に浮かび上がるあざやかなピンクや紫、緑と白のとりあわせがどストライクでした。

すごく気に入ってお祭りによく着て行きました。着せてくれるのは近所のおばさん。
ひも2本と赤い帯をくるくる巻いてくれ、一人で着られないなんて不思議な服だなーと思ったのを覚ええています。

それが、こんなにも浴衣や着物を思うだけでハアハアするようになったのは、
着付けを習ってからです。

着付けのよろこび…
それは一言では言い表せません。
あの、ガッチリキメられて、苦しい状態は普通じゃなかった。
自分で着ると苦しいどころかここちよくて、腰がしゃんとして、気持ちいい!
木綿の下着を身に着け、絹のひんやりさらさらして重たい感触が幾重にも自分をつつんで、
ちょうどよいしめ加減できゅっ、きゅっとひとつひとつひもをかけてゆくときのここちよさや、
着付けで体型を美しくととのえてゆく興奮。
だてじめのねじって交差するだけという、結び目を作らないのにほどけない
画期的すぎるとめかた。しかも苦しくなったら手を入れてひっぱるとするっとぬけるという、
「昔の人ちょうかしこい!!」
お太鼓結びのとっつきにくさを超えた先の、ある時からすごくできるようになってもうめっちゃ楽しい!っていう境地。
サイズが洋服ほどきびしくきまっていないから、もう着たい柄優先で選べるし
(あっ、選ぶ先はリサイクルショップとかオフハウスとかです。数百円からあります)
えりの加減で色っぽくも清潔にも雰囲気をかえられるし
半襟の色を変えたり、帯紐をコントラストつけたり、帯飾りや帯留めでどんどんかわいくなるし、
ああそれに帯揚げの色の美しさも忘れてはいけない。
私は空色のと、江戸紫のと、うすももいろ、えんじいろ、ひよこ色、それから歯切れで作った
ピンクに水玉のをもっているのですが、
もうこれらを駆使して地味な着物をかわいく着るのが楽しすぎるのです!!

サザエさんのフネさん的着物を、オシャレに着るために作った白黒チェックの帯は自慢の品です。
あーそれだって1500円くらいでできちゃうんだYO!

かように。
着物のこととなると、「早口」「」目が座る」「相槌を必要としない」
三大オタク特徴が顕著にあらわれてとたんにキモくなるので
(普段は普通だと思う…思う…そうだといい…)
私はたった一人の着物友達のまえでしか、なるべくガチの着物話はしないようにしていたのです。

だからこれを読んでいる友人のみなさんで、私の口から着物の話を聞いたことがあるよという方は
全然序の口の部分で止められていたという事を知ってほしい。

すでにキモかったという方がいたらそれは、ごめん。

というわけで前書きはこのあたりにしておいて

今日は浴衣の話です。

浴衣の美しさ。それは着た直後と、ほどよく時間がたってなじんできたころと
2種類あると思います。

箪笥から出したてのパリッと糊がきいた木綿の浴衣。
折り紙を折るように体にそわせ、襟をしゃんとたてて、きゅっと文庫を結んだ直後は
すがすがしさと高揚があいまって、とてもいい気持になります。
「よろしくお願いします」と一人言いたくなるような。

そしてお祭りなり夕涼みなり夏の夜をときめきながら過ごすうち、肌はあせばみ、すそはひらいてきます。
きちんと胸元にはりついていた襟元もゆるみ、肌からぷかっと離れて、
奥の肌をのぞかせる暗い空間ができている。

ひじまでたくしあげた袖は糊がとれて、くしゃくしゃになっている。
ももからひざ下にかけて汗をかき、歩き方も雑になるからますます裾がはだける。

歩き疲れて一息ついたとき、そんな風に着くずれた自分に気がついて
「あーあ」なんて思う。

その時です!

着くずれてかわいいのは、小中学生まで!!

大人の女はさささと直すのです。
ゆるんだ襟元はふたたび肌にそい、ふくらはぎまで見えそうだった裾は
ぴっしりとくるぶしまでつつむようになり。
余裕の笑顔も出てきます。
でも、一度ゆるんだあとの余裕が全身にのこり、
着付けた直後の硬さは戻りません。
固かった浴衣は柔らかく女の体を包み、夜風が袖から通り抜けて
いきいきした風情になっている。
木綿は汗をよく吸うから、汗をかくほどに浴衣は涼しい。
汗をかくほどに、体になじみ、肌につやがでるのとともに、
ますます美しくなってゆくのが浴衣です。

だから浴衣を着る人は夏の暑さの下になるべく出てほしいと思います。

朝メイクしたての顔と、
ほどよく落ちたころあいでリップだけ整えた、生身の顔。

そうたとえるとわかりやすいかもしれません。

たっぷり汗をかいた後は、洗濯機でドライクリーニングコースで洗い、
強めに糊をかけて、ゆるく脱水。
物干しにそでを通して干すとパリッとここちよく干しあがります。

なんてことない夏の夜に、家で袖を通してみるのも楽しいですよ。
時間の密度が変わるような感じがします!

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erisino57

Author:erisino57
shinoです。農業しながらアクセサリーを作っています。不定期ですがフルオーダーメイドも。

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